シュタイナー学校の道徳教育

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道徳教育論を読み解くとともに、具体的実践を紹介

■シュタイナー学校の道徳教育
Copyright 2021/四六判上製 264p/<br>
ISBN978-4-7565-0150-9/<br>
定価(2,500円+税)

【内容】<br><br>
<b>シュタイナーの道徳教育論を読み解くとともに、具体的実践を紹介しながらシュタイナー学校における道徳教育のメカニズムを明らかにする。</b><br><br>

シュタイナー教育は、思想家であり教育者である、ルドルフ・シュタイナーが生み出した独自の教育実践である。芸術を実践の中心に据えたシュタイナー学校の教育実践は世界的に高く評価され、その数は全世界で1000校を超えるといわれている。そんなシュタイナー学校のカリキュラムには教科としての「道徳」は存在しない。では、道徳教育がないがしろにされているかと言えば、事態はむしろその逆である。国語、数学、理科、社会、あらゆる教科の中で、あるいはあらゆる教科をまたいで道徳教育が行われている。また、そこでは、すべての教科の学びが芸術的な仕方で子どもたちに提示されている。<br>
では、なぜ、教科として独立した形ではなくあらゆる教科の中で道徳教育が行われるべきだと考えられているのか。
なぜ芸術教育と道徳教育が渾然一体となって展開されているのだろうか。
また、子どもたちのうちにどのような力を育むことが目指されているのか。